ファストファッション

原宿あたりは大変な事になってるらしいですね。先日Forever21が出店したという事で、これでスウェーデンのH&M、イギリスのTOPSHOP/TOPMAN、アメリカのGAP、スペインのZARA、日本のユニクロと、ファストファッションというらしいですが大激戦区となっております。しかしForever21は、びっくりするほど安いですね。てゆうか笑っちゃうほどか。それも多くの商品が米国で生産されていると、にわかには信じがたい話です。なんでもForever21は自社で商品企画はせず、メーカーが提案する商品をバイヤーがセレクトして発注するシステムとの事で、このあたりに安い秘密があるんでしょうね。

まぁ、この不況ですから価格に飛びつくのも理解できますけど、実際この業界にいる者としては恐ろしくなります。先日も取引先の生地屋が廃業するとの連絡が有りまして、そこはインポートの生地を商売してたんですが、この会社みたいに生地を輸入している会社は勿論ですが、向こうの生地のメーカーも大変みたいです。ここでも価格競争がある訳で、これは一種のアリ地獄のような物ですね。アリ地獄の怖い所は一度落ちると、何も考えられず、ただ生き残るためだけに足掻き続けなきゃいけない所です。本当にただの価格競争になってしまい、企画なんかは二の次になってしまいます。これも社会の要請とは言え、先の事を考えると、怖くなります。特に服飾関係は他の業界と違い、商品価値が表面的なんですね。つまり商品を簡単にコピー出来ちゃう所が問題なんです。まぁ、これは流行という物もありますから一概にこれはコピーだとか言えない部分もありますけどね。そしてここには消費者の意向も随分あらわれているんです。つまり流行り物を安く、という消費者の要求がある訳で、しかも一度価格が下がりだすと消費者は常にその先に期待するようになります。まあ、どのみち僕の所なんかは価格ではもとから競争なんか出来ない訳で、価格以外に何かを考えないと大変です。とはいってもその何かはまたこれが難しい問題なんですけど。